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中間テストの答案用紙も返ってきて、カレンダーは6月に入った。
今月のメインイベントは、体育祭。
お昼休みになると急いで昼食を食べ終えたクラスメイト達が、出場種目の練習をしにグラウンドや体育館へと教室を出て行った。
クラスに残っているのは私を含めた春町くんのグループ5人と、他に6人だけ。
食べ終えたお弁当の蓋を閉めた私は、美緒ちゃんと由希奈ちゃんを見る。
ふたりは隣の机でギャル向け雑誌を見ながら、楽しそうに会話していた。
「あ、あのね、私達もバレーボールの練習した方がいいんじゃないかな……」
本番まで一週間を切っているのに、まだ一度も集まって練習していない。
そのことを不安に思って言った私の言葉に、ふたりは雑誌から視線を離さずにこう答えた。
「えー、練習? 菜乃花、なにやる気出してんの?
だるいし、やだよ」
「練習したくないからバレーボールにしたんじゃん。
てか、本番もやりたくないんだけど」
10日ほど前にホームルームで体育祭の種目決めがあって、私達はバレーボールを選んだ。
いや……私については選んだんじゃなくて、決められたと言うか……。


