春町くんたち三人と、窓辺でひとり、スマホゲームをしている紺野くんを見ていた。
随分と振り回されてしまったけど、ひとりひとりは悪い人じゃない。
私という人間と、考え方や価値観がかなり違うから、合わなかっただけだ。
もう一緒に遊ぶことはないだろうけど、クラスメイトとして上手く付き合っていきたいな……。
叱られて凹んでいる由希奈ちゃんを、まっすぐに見て言った。
「謝らなくていいよ。悪いと思わなくていい。
その代わり、喧嘩しないで仲良くやってね?」
「菜乃花……あたしのこと、許してくれるの?」
「由希奈ちゃんが悪いことしたとは、思ってないよ」
「良かったー! 美緒、聞いた? あたし、悪くないって!
菜乃花って、いい子だねー。なんか今日の菜乃花は明るいし、いい感じ。
お昼、一緒に食べる?
もう一回、うちらのグループに入っても、由希奈的にいいよ!」
「ありがとう。
でも、他に一緒にお昼を食べたい人がいるから、ごめんね」


