無難に締めくくってみたけれど、間にサンタクロースが入り込んだせいなのか、なんだかおかしな物語だ。
私はそんな感想を持ったけれど菜乃花は、
「わぁ! 子犬がおうちに帰れて良かった〜!」
と、笑顔を見せていた。
「ゆきちゃんって、すごいね!
私なら、小鳥とお友達になっておしまいにするところだったよ」
「それも考えたんだけど、やっぱり犬と小鳥が友達なのはおかしい気がして。
そう思う私の感覚が、変なのかもしれないけど。
友達というものが、よくわからないんだ。
菜乃花が初めての友達だから……」
菜乃花は可愛らしい丸い目を、ぱちくりさせていた。
「ゆきちゃんって、友達がいなかったの?」
そう聞かれてしまった。
正直に頷きながらも、言わない方が良かったのかもしれないと後悔し始めた。
変な奴だと思われたかもしれない。
友達をやめたいと、言われてしまうかもしれない。
そんな怖さも感じていた。


