明日はきっと晴れるから




ベンチに座っている私に、気を止める人は誰もいなかった。


ベンチの隣にある自動販売機の方が、私なんかよりずっと存在感があって役に立つ存在に思えた。



もやもやドロドロして、胸の中が気持ち悪い……。

私の全てが気持ち悪い……。



立ち上がることができずに、そのままの姿勢でじっとしていた。


前にも後ろにも電車が止まり、人を下ろしては新しい人を乗せて走り去っていく。


何度も発車のベルを聞いた。


うつむく視界の端っこに、うちの学校の制服がチラリと見えてすぐに消えて、また見えてまた消えて……。



どれくらい時間が経ったのか。

周囲が静かになってきた。


もう、同じ高校の制服を着た人はホームにいない。


学校はとっくに始まっている時間だということはわかっていた。



鞄と腕にもたれていた頭を、やっと持ち上げた。

ホームの天井から吊り下げられた丸い時計は、9時25分を示していた。