今日はたまたま私の方が先に来ちゃったんだ……。
そう思って、なんとか落ち着こうとしたのに、司書先生にこう言われてしまった。
「結城くんね、ちょっと前に来て、今日は一緒に食べられないことを伝えて欲しいと頼まれたのよ。
担任の先生に用事を頼まれたんだって。
まぁ、座りなさい。あなたはここでお弁当を食べていきなさいね」
そう……なの……。
結城くんには結城くんの事情がある。
先生に用事を頼まれて、私と一緒にお昼を食べられないことがあっても不思議じゃないし、
むしろ今まで私に合わせてくれていたことが、大変だったのかもしれない。
理屈ではそうだって理解していた。
なのに……すでに傷だらけの心では、今、ここに彼がいない理由は別のことじゃないかと考えてしまう。
もしかして結城くんも、私のことが嫌いになったんじゃないかって……。


