そんな状態のまま今日も流されて、放課後みんなと遊ぶことになってしまう。
昼休みに春町くんが『俺のおごり』と言ってくれたので、駅前のドーナツ屋さんに行くからと、決定事項として美緒ちゃんに告げられた。
本当は帰りたかったんだけど……。
何も解決していないから、家でひとりで考えたかったのだけど……。
それに、由希奈ちゃんはドーナツをおごってもらえることに喜んでいたけど、私は気が進まない。
春町くんも私と同じで親からお小遣いをもらっている高校生なのに、おごるのもおごられるのも、おかしい気がする。
もしかしたら私の考え方が固すぎで、春町くん達の考え方の方が普通なのかもしれないけど、
これも私とみんなの違いの一つだよね……。
今日は私の掃除当番で、春町くん達は『廊下で待ってるね』と言って教室を出て行った。
掃除当番のクラスメイトと一緒に、4人で掃除をする。
床にモップをかけ、教卓と黒板を拭き、机と椅子を整えゴミを集積場所まで捨てに行った。
15分で掃除を終えて、鞄を手に急いで廊下に出る。
遊びに行くことは乗り気じゃないけど、春町くんたちを待たせていることには申し訳ない気持ちがする。
早足で廊下を歩き、みんなを探した。
あれ? どこにいるんだろう?


