もう一度…

いつもの坂道。

久しぶりに、自転車を走らせる。


通学する人
通勤する人

犬の散歩をしている人
歩いているおばあちゃん








その中に、懐かしい気配を感じた。



近寄ると、消えたーーーーー


…お父さん…?



まさかね…
不思議だけど、家族の霊は見れないんだ。

一番会いたい人には逢えないの。



「ホント不思議…」

そう言ってまた歩き始める。