目が覚めたとき、 私は聖の腕の中にいた。 「…聖…」 「ん?…起きたか。 落ち着いたか…?」 私は「うん」と頷いた。 聖は「お父さんとお母さんとの約束を守らないとな…」 と言って、私を抱き締めた。 全てを知っていた。 きっと、私が眠ってる間に、心を読んだのだろう…