『あなたには、これから新しい人生があるのよ。 聖くんと暮らして、いつかは子供もできる。 この家での思い出は、あなたの心の中にあるでしょ…? そのことを忘れないで… 大丈夫。 シオンは、私とお父さんの子供なの。 絶対大丈夫だから…』 お母さんがそう言ったとき、 扉が開く音がした。