ここから自宅までは案外遠いから、もうそろそろ帰らなくちゃいけない。
帰りたくないな……なんて。
内心そう思いながら、部屋に戻って帰る準備をする。
「莉茉ー!このお漬物持って帰るー?」
と下からお母さんの声がした。
だから、「うん」と応えておけば。
「もうどうせなら全部持って帰りなよ」
そうお母さんが言った。
結構雑だけど、いつもこうだったから気にならない。
「うん、ありがと」
そう応えながら。
これ、持って帰れるのかな、と考えた。
え、ちょっと待って。
「お母さん!どのぐらい入れてくれたの?」
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