そうして私たちはオフィスを出た。 今日は会社近くのレストランでお昼を食べる予定だから、一階に降りるためにエレベーターを待つ。 「ねぇ、莉茉。さっき部長に絡まれてたけど大丈夫だった?」 「…ま、まぁね」 「部長、莉茉のこと結構気にかけてるからねぇ~。いい人なんだけど……」 ……部長が気にかけてるのは私だけじゃないと思う。 うちの部長、本当に面倒見いいし。 常にみんなに平等で、本当にいい人なのだ。 「そうなんだよね…… だからあんまり文句言う気にもならないし」