「……まっ!莉茉!!」


……ハッ!


「え、ごめん朱里。何の話してたっけ?」


「もう、また飛んでたでしょ?今夜の合コンの話よ」


「あぁ、そっか」


「で?またあのこと考えてるの?」


「違うよ…ただ、」


「私に嘘が通用するとでも思ってるの?」


「あ、いやっ、、、思ってないです」



今は会社の昼休み。

私、神崎 莉茉(カンザキ リマ)と、先ほどから話している、南 朱里(ミナミ アカリ)は社食を食べに食堂に来ている。


食堂にはそれなりに人がいて、朱里が叫んだこともあまり周りには聞こえていないみたいだ。