「え、なにを?」
「渚が転校するとき疑ってごめんなさいっっ」
「謝らないでよ。私が紛らわしいことしたからいけなかったんだから。
私の方こそごめんね」
「ううんっ、でもさっき渚から理由聞いたんだ。」
「そっか。あ、ちょっとごめんね!
早く寝ないと!え?トイレ?わかったわかった。
ごめん莉茉!子供がちょっとあれだからまた今度ゆっくり話してもいいかな?」
「うん、わかった。こっちこそこんな遅くにごめんね?」
「いいのいいの。じゃあまた連絡するね」
「うん、ばいばい」
そうして沙也加との電話が終わり、電話を切る。
すると、
「終わったか?」
と渚がずっと握ってくれていた手を解きながら言った。
それに少しだけ寂しいと思ったのはたぶん久しぶりの感覚だったからだろう。


