「じゃあ、入ろうか」
そう言って渚はお店の中に入っていく。
「何名様ですか?」
「予約してるんですけど……」
「予約してくれてたの?ありがとう」
「ん?いいよ。この前の様子だと莉茉、泣くかもしれないだろ?」
「…う、ん。そうなるかも……」
「お待ちしておりました。佐原様ですね?こちらへどうぞ」
定員さんが席まで案内してくれると。
まさかの個室だった。
ここまで配慮してくれなくても、と思ったけれどさすがに口には出さなかった。
「莉茉、何食べる?」
「どうしよ。……じゃあこれにする」
「わかった。じゃあこれとこれお願いします」
「わかりました」


