「そっか……。
実はね、私坂井さんと連絡取り合ってるのよ」
今まで言わなかったけど。
「えっ!はっ?なんで!?」
「だってさぁ、あのお店のこと私気に入ちゃってさ。朱里がお手洗いに行ってるときに交換したの。
あ、心配しないでね?そんな関係じゃないからさ」
「うそっ!何か聞いてない?坂井さん」
こんなに焦ってる朱里、久しぶりに見たかもしれない。
なんか、まさに恋する乙女って感じだな。
「んー、特に何も聞いてないよ?
あ、ちなみに朱里の叔父さんとも交換したんだ~。じゃあ今度行ったときにサービスしてくれるって!
ほんとにありがたいんだよね、ありがとね、朱里」
何も聞いてないことはないけど……。
それは敢えて言わないでおく。
「え、う、うん。それはよかった。そっか……、まあ今度また一緒に行こうね。
莉茉も頑張って!」
「うん、ありがと。朱里もね!応援してるから。いつでも相談してね?」
「わかってるよ。ありがとう」


