食堂に着くと、人はそれほど多くなくて。
先にメニューを頼んでから、
私たちはなるべく端の席に腰を下ろした。
「で?それだけ急いでる理由は何なの?」
さすが、朱里。
やっぱりわかってたんだ。
「あのね、今日私部長の代わりに向井コーポレーションから来る人の対応頼まれたの。
それで、向井から来のがまさかの渚で……。
それで今日の晩に会うことになったの」
「えっ、すごい偶然じゃない!?でもまぁ、いい機会が出来てよかったじゃないの」
それよりも、私が聞きたいのが他にあって。
「朱里、坂井さんとはどうなってるの?」
だって私だけなんて……ね?
「え、それ聞いちゃうの?」
「うん、だって私だけとかなんか嫌だもん」
「…わかったよ。えっとね、また今度一緒にご飯行くよ。
進展はほぼなかったね……」


