それから私たちはそれぞれの職場に戻り、午後の仕事にはいった。 その日から約二週間後。 「神崎!すまん。ちょっと俺さ、大事な案件入って三十分くらい遅れそうだからさ、今から来る向井コーポレーションの相手しててくれないか?」 「はい、わかりました。第二会議室でしたよね?」 「ああ、そうだ。本当にすまねぇな」 「いいですよ、それよりその案件頑張ってくださいね」 「おう」 そう言って走っていく、同じ営業部の三宅さん。 こういうとき、やっぱり営業部って忙しいな、って感じる。