そうして朱里の質問に嘘偽りなく答えた後。
「そっか……でも、とりあえず。
佐原君と会えてよかったじゃないの。
何も進展がなかったことはちょっと納得いかないけど」
「うっ……はい……」
「まあ、次に会えるのはいつになるかは分からないけど、私は莉茉と佐原君はいずれにせよ再会すると思うんだよね~。
ま、私の勘だけどね」
と、朱里はそう言った。
朱里の勘ってよく当たるんだよね……。
もしも朱里の言ったことが本当だったとしたら。
これは、絶好のチャンスになるかもしれない。
「うん、今度会ったらちゃんとしっかり話すね」
「そう来なくっちゃ!!」
と、私が固く心を決めた後で。


