図らずも、とんでもない部屋に引っ越して来てしまった。 あの梁には明らかに紐が軋んだ跡がある。 毎夜毎夜ご苦労なことだ。 風もないのにブラブラ揺れて、およそ人が発する物とは思えない声を漏らす。 ギシギシと、もがく度に音がする。 さあ、いつものパターンだ。 紐が切れて、足から落ちて、顔が丁度寝ている布団まで届き、目が合う。 さあ、今夜も盛大に悲鳴を上げて飛び起きてやろう。