「白夜さん、行きますよ」
『はい。どこからでも来てください』
木刀を構えた私と総司は向き合った。
総司から攻撃を仕掛けてきて、木刀で受け止める。
流石総司。重いね。
木刀を振るっては受け止め、振るっては受け止めの決着のつかない勝負。
流石の私も疲れてきたかも。
一時間もこう繰り返している。
「て、手強いですね‥」
『そ、総司こそ』
「もう決めましょうか」
総司が深呼吸を一回して、木刀を構え直す。
そして、土方やみんなから聞いていた、総司だけができる三段突き。
シュッ
はやっ!!
でも、負けない。
カンッ__‥
『勝ち、ですね』
「ま、まじですか」