「ふぅ…。なぁ、さっき白夜がいなかったか?」
ドキッ
「はぁ?!!!白夜がぁぁぁ?!!!!」
「土方さん、ついに幻でも見ちまったのか…」
いや、本当にここにいるんだけどね?
「しんぱっつぁん、佐之さん。本当に白夜はいるぜ?」
「おいおい、平助まで」
「だってよ、俺斬られて怪我したとき、白夜の声がして、池田屋の時みたいになにか飲まされたら、怪我がすっかり治ったんだよ。
あれは、白夜だった」
血を飲んだってわかったらどんな顔するだろうな。
「まぁまぁ、その事は戻ってから話しましょう?
平助君も無事戻ってきましたし、帰りますよ~」
総司が地面に落ちた私の刀を拾ってくれた。
「そうだな」
「宴だあぁぁ!!!」
「おっしゃぁぁ!!!」