お面妖狐




だって、いきなり消えたのにいきなり現れるなんて、変じゃない??





ヒョイッ





「へぇ。そういうことだったんですねぇ」


『…』





や、ヤバい…。

総司は記憶が消えてなかったんだ。


総司に抱き上げられた小さい狐の私は離れようと震えながらジタバタ手足をばたつかせる。





「落ち着いて落ち着いて。
大丈夫ですよ。みんなは喜んでくれます」


『…』





本当に、そうなのかな…。





「よかった。なんともないみたいだな。
……総司、その狐は?」


「この狐ですか?僕のペットです♪」





総司が自分の頭に私を乗せる。



…なんなんだ、これは…。


総司の頭にへばりついている私は変人みたい。