わたし、式場予約しました!

「此処、何処なんですか?」

「元、妹の部屋だよ。
 あいつの趣味だ。

 だが、凝りすぎて、飽きたらしくて、今はもう使ってない」

 ゲストルームになっている、と言った。

「そうなんですか」
と言ったあとで、部屋を見回すが、時計がない。

「あのう。
 今、何時ですか?」

 一真はベッドに腰掛け、
「十一時半だが、大丈夫だ。
 和歩に電話しておいたから」
とスマホを見せてくる。

「え。
 ありがとうございます」

 フォローしといてくれたのかと、ほっとしたとき、一真が言った。

「瑠可はもう寝てる。
 今日は、うちに泊まるから心配するなってな」

「……今すぐ、掛け直します」
と言うと、

「大丈夫だろ。
 もう子供じゃないんだし」
と言う。