わたし、式場予約しました!

「西島、浜野。
 ちょっと惜しい」
と瑠可が呟くと、なにが、と和歩が言う。

「にしじま、はまの。
 『は』がなければ、しりとりみたいになったのに」

「じゃ、退けろよ」

「……うちが、『まの』になるじゃないの」

「にしじま、まの、の……のさか」

「か?
 かとう」

「うえだ」

 何故、しりとりが始まる。

 ははは、と父親が笑った。

「子どもの頃、よくそうやって、車の後ろでやってたな」
と言う。

 そういえば、そうだった。

 一緒に旅行に行ったときとか。

 お母さんがおむすびを、里さんがそうめんを持ってきて、遊園地に行った。

 お母さんが里さんに、

『なんで遠くに行くのに、そうめんなのよっ。
 固まるじゃないのよっ』
と文句を言っていたが、美味しかった。