いい朝だな。
朝日が目に痛い。
瑠可はベッドに寝たまま、何度も目をしばたたいた。
式場に行ってから、一週間経ったのか。
つまり、あの土曜日から、一週間以上、過ぎたわけだ。
欠伸をして、大きく伸びをし、ついでにストレッチをしてみると、激痛が走った。
危うく、今日、行けなくなるところだった。
慣れないことはするものではない。
友だちがボルダリングに行こうと誘ってきたが、どうなることやら。
子どもの頃、幼稚園の壁をよじのぼる男の子をすごいと思って眺めていたけど。
自分にそれが出来るかと言えば……。
それにしても、日曜日になったら、どんな気分かな、と思っていたけど。
なんだかそれほど、悲壮な感じもしないな〜、と思っていると、下から母親の声が聞こえた。
「瑠可ーっ。
早くご飯食べちゃって」
「はーい」
とドアも開けないまま、下に向かって叫ぶ。



