わたし、式場予約しました!

 目を閉じると、『彼女』の姿が浮かんだ。

 瑠可はまだ見ていない自分の結婚相手。

「和歩さん、結婚してください。
 貴方なら、と思ったんです」

 彼女はそう言ってきた。

 とても、勘の鋭い人だと思った。

 他の印象はあまりない。

 横を向くと、白い壁が見えた。

 瑠可がゴソゴソしている音が聞こえてくる。

「あっ」
と言う声とともに、ゴンッ、とすごい音がした。

 なにか落としたらしい。

 笑ってしまう。

 静かにしようとすると、逆にやってしまうのは、わかる気がする。