「……知ってたんですか」
「俺の情報網を舐めるなよ」
と言われたが、いや、結構みんな知ってるし、と思う。
それだけ、和歩の結婚話にみんな驚いた、ということだろう。
「ともかく、もうこれで気が済んだろう。
何人紹介しても、お前は、誰もオッケーしない。
式場もキャンセルしろ」
と言い出す。
「会ってみなけりゃわからないじゃないですか」
ちょっと負けん気を出して言い返してみたが、いいや、と一真は突っぱねる。
「お前は誰とも付き合わないね」
その根拠のありそうな言い切りが怖い、と思っていると、
「高校のときも誰とも付き合わなかっただろう」
と言い出した。
「誰とも付き合わなかったって。
いや、そりゃ、誰もなにも言ってこなかったからですよ」
「当たり前だろ。
いつも和歩が側にひっついてて、誰が声をかけてくるんだ。
あんな兄貴と比べられるのかと思うと、嫌だろ、誰だって」
「俺の情報網を舐めるなよ」
と言われたが、いや、結構みんな知ってるし、と思う。
それだけ、和歩の結婚話にみんな驚いた、ということだろう。
「ともかく、もうこれで気が済んだろう。
何人紹介しても、お前は、誰もオッケーしない。
式場もキャンセルしろ」
と言い出す。
「会ってみなけりゃわからないじゃないですか」
ちょっと負けん気を出して言い返してみたが、いいや、と一真は突っぱねる。
「お前は誰とも付き合わないね」
その根拠のありそうな言い切りが怖い、と思っていると、
「高校のときも誰とも付き合わなかっただろう」
と言い出した。
「誰とも付き合わなかったって。
いや、そりゃ、誰もなにも言ってこなかったからですよ」
「当たり前だろ。
いつも和歩が側にひっついてて、誰が声をかけてくるんだ。
あんな兄貴と比べられるのかと思うと、嫌だろ、誰だって」



