わたし、式場予約しました!

「やってみろって言っただけだっ」

「同じことじゃないですか」

 あー、びっくりした、と一真は起き上がる。

「ボルダリングのせいか?
 随分、腕力がついてるじゃないか」

「まだ、二回しか行ってませんよ。

 暴漢から身を守ろうと、必死だったんです」
と言うと、誰が暴漢だ、と言う。

「あ、そうだ。
 ボルダリング、今度、綾子さんと行くことなりました」

「そうだ。
 その問題もあったろう。

 お前と和歩だけじゃない。
 その女の問題もあるだろうが。

 何故か和歩はその女と結婚すると言ってるんだろうが」

「そうなんですが……。

 あの、真面目な話するんなら、私の上から退いていただけませんか?」
と言ってみたのだが、

「いやだ」
と言う。

 駄々っ子か。