わたし、式場予約しました!

「それに、俺はずっと、瑠可はお前と付き合ってるんだと思ってた」

 なのに、何故、付き合ってない、と言われ、
「そこは俺に言われても知るかっ」
と一真は言い返す。

「まあいい。
 俺は瑠可と結婚する。

 お前たちは、海外でも何処でも行け」

「いや、別に永住するわけじゃないんだが」

「永住しろ。
 そして、瑠可の前に顔を見せるな。

 そうじゃなきゃ、瑠可の気持ちが揺らぐから。

 瑠可のために、家族で居ようと思ったのなら、貫けよっ」

 まるでスポ根ドラマのような熱い口調で語ってしまったが、ただの自分の我儘だと知っていた。

「佐野」
「だから、一真だろ」

 和歩は一度顔をしかめ、間をおいたあとで言った。

「……一真」

「そんなに嫌そうに言うのなら、言わなくていい」

「バリで式をするのか」

「いや、うちの式場の予定だが」