わたし、式場予約しました!

「ああ。
 一応、そのつもりだが、まだ、時間あるだろう?」

「私と佐野先輩は木曜に取りに行くけど。
 おにいちゃんも一緒に行かない?」

「……行かない」

 あ、そう。

「暇だったらな」

 そう言い換え、和歩は部屋へと上がって行ってしまった。

 なんだかなあ、もう。

 素っ気ないんだから。

 瑠可は再び、テーブルに突っ伏し、目を閉じる。

 もうすぐ出ていっちゃうのに。

 少しはゆっくり話してくれてもいいのに。

 そんなことを考えて、ナーバスになっていたせいか。

 汗を掻いたままだったせいか。

 結局、風邪をひいてしまった。