「今日、二階堂から電話がかかってきたんだが」 晩御飯のとき、和歩がそんな話を振ってきた。 うん、と瑠可が言うと、 「知ってるのか。 お前はついて来ないのか」 と言う。 「なんで私が。 麻美先輩は、おにいちゃんに話があるんでしょ?」 なんの話なのか、少々気になるが。 まさか、ついていくわけにもいかないし、と思っていると、母親が、 「ねえ、瑠可。 今日は来ないの、一真くん」 と上機嫌で訊いてきた。 なに言ってるんだ、この親は、と思いながら、ご馳走様〜と立ち上がる。