わたし、式場予約しました!

「でもまあ、そうじゃなくてもわかるよ。
 お前たち見てるとな。

 兄妹ってのは、もうちょっと遠慮がない関係だ」

 お、此処かな、とどんな嗅覚なのか、瑠可の部屋を探し当てる。

「警察を呼びますよ」

「呼んでみろ。
 お前は、将来的に、夫を住居侵入罪と強姦罪で訴えた女になるぞ」

「強姦はされてませんが」

「今、しようかな、と思ってたから。
 ……冗談だよ」

 一真は部屋の戸を開け、感慨深そうな顔をする。

 そして、
「なんか気が済んだ」
と言い出した。

「一回、お前の部屋に入って、お茶とかしてみたいなって思ってたもんだ」

 積年の想いが遂げられた、と言う。

 ほっとしながら、

「そうですか」
と言った瑠可は、

「じゃあ、お茶淹れてあげますから、それ飲んだら、帰ってください」
とついつい、仏心を出してしまう。