わたし、式場予約しました!

 小さい頃はそうかなとも思っていたが、段々家族として暮らすうちに、本当に兄妹のようになってきた気がしていた。

 それに、瑠可は否定するが、彼女はずっと佐野一真が好きだったんじゃないかと疑っている。

 あの二人の息の合いようには、自分でも割り込めないところがあるから。

 一真と再会したのは、この間のようなのに、既に彼の方が瑠可と近い位置に居るように感じるのがその証拠だ。

「瑠可には、佐野一真で。

 あんたには、なんだかわかんないけど、その胡散臭いお嬢さんでいいんじゃない?」

 どきりとする。

 会わせても居ないのに、見てきたように語る里に。

 やっぱり、この人、怖いなと思っていた。

 うちの親も里の夫も、この人のこういう鋭いところが苦手だったのかもな、と思った。

「ちょっと、早く食べてよ。
 呑まないの?」

「いや、酒はいい」
と言うと、

「つまらない男ねえ、相変わらず」

 そう罵られたが、不思議に懐かしく、嫌ではなかった。