先生に言われて昼休み松山くんに学校案内することに。


『ここが理科室。ここが実験室だよ』


「別々なんだ」


『うん。よくわかんないけど分かれてる』



こんなもんかな~


『わかんないことある?』



「いや、ありがとう」


さすが芸能人。


笑顔眩しっ!


「でも三条さんっていい人だな」


『なんで?』


「俺見ても騒がないし、目合っても冷静に逸らしてたし」



目合ったの気づいてたか…


『簡単なことだよ。
確かに松山くん芸能人だし、かっこいいし、騒ぎたくなる理由もわかるけど、
学校ぐらいゆっくりしたいよね?
勉強の貴重な時間でしょ?
だからジッと見たりしないし、騒いだりしない。
今はJUNYAじゃなくて松山惇也くんでしょ?
普通の男子高校生だから』



普通のことじゃん。


プライベートもなきゃね!



なんて言って笑う。