そう言うか 言わないうちに 幸介は お婆ちゃんに 襲い掛かるように 反論して来た。 瞑って居た目をぱっと開けて お婆ちゃんの 膝を叩いて 詰め寄った。 「違うよ。お婆ちゃん・・ 聡君の家の玄関はガラス貼りだよ。」 お婆ちゃんは飛び上がるように嬉しかった。 そうだこの反応だ。半分当てはまらないことを 言って記憶を強く刺激するのだと 魔法を使って孝介の記憶を呼び覚ますことに 自信を持った。