たった一度だけの青春に 恋の出来る若者に成長すことが お婆ちゃんの切なる願いとして祈る日々だった。 話せれば 指に伝わったおばあちゃんの記憶が 今も尚書く自信となって体中を疼かせた。 褒められると言う感動が一生の自信となって 心を動かせるとき どうしても孝介に話すことから書くことへと 指が弾む孫に成長させたかった。