2月。 ついにあの日がやってくるのです。 プルルルル 朝から電話を掛ける私。 「もしもーし…」 電話越しに元気のない声が聞こえる。 「春奈!助けて!」 「…やだ。ゆあちゃん一人で何とかして」 「それが出来ないから頼んでるの!お願い!」 「も〜…何?」 「ありがと!あのね、もうすぐ…あの日が来るじゃない?」 「あの日…?」 「ば…バレンタインデー…だよ…」