一瞬捉えた、黒い影。 "ソレ"目がけて、私は地面を蹴った。 一瞬で相手の懐に入り込み、鳩尾に脚を沈める。 畳み掛けるように、次の攻撃に入った瞬間ーーーー 私の身体は 壊れたオモチャのように、音を立てて崩れ落ちた。