あの日の桜は。【大幅修正中】


 やっぱりな。どうせお前の事だから拝聴代だとか言ってあげてきたんだろ?

「陸、諦めろ。そろそろアイツが文句言いに来るぞ」

 終わりそうになりこの会話をやめる一番の言葉を俺は口にした。

 陸は一瞬で顔を青くして黙り込んだ。

 千景と葵のタッグなんて最凶最悪だからな。

 もう何回とそれを体験している陸にとっては悪夢でしかないんだろう。

「そう言えば、紘って呼ばせてるんだ?」

「悪いか?立花君はあれだろ」

「そうかもね。で、どうする気なの?」

 葵が妙に真剣な顔つきになった。