あの日の桜は。【大幅修正中】


 どんな文句でさえ忘れてしまうくらいその少女は綺麗だった。

 外見からして同じくらいか、一つ年上くらいだろうか。

 だから、一瞬考えることを忘れてしまっていた。

 はっと我に返ると少女はレジに向かおうとしている。

 ダメだ。

 確かに取るのが遅かった僕が悪いけれど、それは譲ってもわないといけない。

 非常識な事は理解しているけれど、それがないときっとあとで龍さんに一週間は口を聞いてもらえないだろう。