あの日の桜は。【大幅修正中】


 今日はやたらぐいぐい来るなぁ。

 いつもならここで引く龍が今日だけは何故か押し気味にくる。

 そんなに私と海に行きたいのか?

 こんな奴連れてってもなんの意味もないだろうに。

 龍の目を見ると必死だ。

 そこまでしてもいけないからイジワルしたくなっちゃうよねー。

「じゃあ、プライベートビーチじゃなかったら行くことを考えますよ」

 悪気なさそうににっこりと笑うとあからさまに龍が顔をしかめた。

 そりゃ、女子ばっかいる所に行きたくないもんね。