あの日の桜は。【大幅修正中】


 苦笑いをするが心の中は大雨だ。

 別に舞台に立つのが嫌なんじゃない。

 陸が王子役だから気に食わないんじゃない。 

 ただ、玲にからかわれるのが嫌なんだ。

 絶対にあいつはアルバムや動画にして送ってくるだろう。

 そして周りに配信するに違いない。

 それがとてつもなく恐怖なのだ。

「俺が王子役だからなのか?」

 陸が心配そうに顔を覗き込んだ。

「そんなわけないじゃないですか。むしろ陸のほうが私が姫で嫌じゃありません?もっと可愛い子いたのに・・・」