闇に舞う桜。

  



父「おい!聞いてるのか!?」



『うっせぇよ。てゆーか、仕事もしないで昼間から酒飲んで大丈夫?いつか困んじゃね?』


母「誰に向かって口を聞いてるの!?」



私に平手打ちをしようと思ったのか頬に向かって飛んできていた手は私の顔の前で止まった。


陸「姉ちゃんに触ることは許さない。」



慎「おー、ナイスー」



母「陸……」



陸「その名前、呼ばないでくれる?」



陸が真剣に言ってるのにも関わらず私の隣でププッと笑っている慎。


まぁ、陸に笑っているんじゃなくて、

母に笑ってるんだろーね。