「はぁ?」 僕の話を聞き終わった大和が放ったのはそんな一言だった。 「それだけ?それで別れたのか?」 しつこく聞いてくるから、僕も少しむきになって 「だからそうだってば!」 二人して男子トイレで叫び合った。 「全くお前はウジウジしてるというか、吹っ切れてるというか…」 ため息を吐きながら大和は続ける。 「俺はこれを機に告白でもしたもんだと思ってたんだけどな」 「こ、告白?!」 いきなり飛び出してきたその言葉に、思わずまた叫んでしまう。