俺は特にやることもなく、公園のベンチに寝転がった。 「ルールルー、ルルルルール…」 俺は柄にもなく、校歌を口ずさんでいた。 これ、歌うと紗良を思い出すな。 あーあ、こんな未練たらたらな男、やんなっちゃうな。 てか、日向はどこでなにしてんだよ。 早くこいよ。 つまんねーじゃん。 空はどこまでも青く、澄んでいる。 そんな空とは反対に、俺の視界はぼんやりと暗くなってきた。 まぶたの裏から心地よい眠気がくる。 俺はそれに身を任せた。