大っ嫌いだ、ばかやろう!-最強ヤンキーの不器用な溺愛-

あたしは鼻唄を歌いながら朝食を終え、家を出た。




「まーりな! おはよ!」




駅に向かう途中の道で、後ろからあたしに声をかけてきたのは、同じ中学だった有香。



あたしと同じブレザーに身を包んでいる。



「おはよ、有香!

めっちゃ似合ってるよー、かわいいじゃん!!」



「鞠奈こそ似合ってるよ!」



「ふふふ」



「えへへ」




あたしたちは肩を並べて、希望に胸を膨らませながら電車に飛び乗った。



電車通学っていうのも、ものすごく憧れだったんだよね。



中学までは、当たり前だけど徒歩通学で。


通学定期を入れたカードケースをリュックから下げて駅に入っていく高校生たちを、ずっと羨望の眼差しで見ていた。



今日からあたしもその仲間入り!