大っ嫌いだ、ばかやろう!-最強ヤンキーの不器用な溺愛-

「お前の笑顔も、泣いた顔も、怒った顔も、危なっかしくてほっとけねえところも、もう、なんでもかんでも可愛くてしかたねえ!!

可愛すぎて、からかいたくなって、お前のこといじめてばっかで悪かったな!!


お前の持ってるもんがどうしても欲しくて、ヒーローになってやるって言って、お前のビー玉取り上げたのも、悪かったな!!」





龍生は、まるでやけくそみたいに言い放つ。





「俺にはなぁ、鞠奈しか見えねえ!!


今までもこれからも、絶対お前だけだ!

―――お前の笑顔に死ぬほど惚れてんだよ!!


大っ好きだ、ばかやろう!」





なんて真っ直ぐな言葉だろう。


あたしは嬉しすぎて言葉が出なくて、両手で顔を覆った。





「うん、うん………ありがと。


あたしも、龍生のこと、大好きだよ―――」





恥ずかしさを投げ捨てて、あたしは言う。


すると、龍生が、


「ったりめーだろ」


と笑って、あたしの頭に手をのせた。






「そうじゃなきゃ、許さねえよ………。


だって、お前は一生、俺の子分なんだからな。



お前のものは俺のものだ。



だから、お前は俺のものなんだよ!」






相変わらずの俺様発言に、あたしは泣きながら噴き出した。




………そっか。


あたしは、龍生のものなんだ。




そして、龍生は―――あたしのものなんだね。









*Fin.






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