大っ嫌いだ、ばかやろう!-最強ヤンキーの不器用な溺愛-

「しかも、出会った瞬間に、子分になったら一生守ってやる、とか。

人様が聞いたらプロポーズじゃん」



あたしはにやにやしながら龍生を問い詰める。


髪と同じくらい真っ赤な顔を見ながら。



「あたしのこと、好きなんじゃないのー?」



からかうふりをしながらも、あたしの心臓は、破れそうなくらいにどきどきしている。


顔もきっと真っ赤だ。



でも、龍生は極度の恥ずかしがり屋だから。


あたしが訊かなきゃ、きっと一生あたしを『子分』だと言い張るにちがいない。



「ばっ、おまっ、なに言ってんだよ!」



ほら、やっぱりね。


龍生は全力でぶんぶんと首を横に振っている。



「すっ、すすす好きとか、恥ずっ!!

お前なんか大っ嫌いだ、ばかやろう!」



そう言った瞬間、龍生が頭を抱えて、「うーっ!」と唸った。