大っ嫌いだ、ばかやろう!-最強ヤンキーの不器用な溺愛-

「もっしもーし、龍生くーん?

こちら誰だか分かりますかー?」



つんつん頭がにやつきながら話しはじめた。



『………ああん? んだコラ、てめーはよ?』



龍生の不機嫌そうな声が漏れ聞こえてくる。




「どうもどうもー。

この前はお世話になりましてー。

今ねー、俺らさ、マリナちゃんと仲良くしてんだよねー」



『ああっ!? んだとコルァ!! ざけんな!!』



龍生の怒鳴り声がさらに大きくなる。


つんつん頭が顔をしかめて耳を塞ぎ、ロン毛にあたしのスマホを投げ渡した。



「よう、赤川」



ロン毛が歪んだ笑いを浮かべて言う。



「ま、そういうことだから。

マリナちゃんと意気投合しちゃってさー、これからホテル行こうってことんなったんだよ。

ってわけで………邪魔すんなよ?」



ロン毛は挑発的に言い、最後は脅すように声を低くした。