大っ嫌いだ、ばかやろう!-最強ヤンキーの不器用な溺愛-

どうしたものかと頭を悩ませながら龍生を見つめ返す。


すぐ横にある大きな窓から射し込む夕陽で、龍生の髪が燃えるように赤く輝いていた。



あたしたちは今、学校の近くの市立図書館にいる。


もちろん、龍生に英語を教えるためだ。



龍生が頭を悩ませて問題を解いて、分からないところを質問してきたときに、あたしが上の空だったせいで、龍生は起こってしまったというわけ。



「………おい、鞠奈! 答えろ!

考えごとって何なんだよ!」



「うー、それはー………」



「言え!」



龍生が手をのばしてきて、あたしの鼻をぎゅむっとつまんだ。



「いたい! なにすんの!」



あたしはつままれた鼻を押さえて龍生を睨んだ。


すると。